雪だわ | soulfood

雪だわ

こんな日はカメハメハ王国の国民になりたいわ。
と思いながら、踏み潰されてばっちくなったシャーベットの上を
転ばないように慎重に歩く通勤時。
前のサラリーマンがずるっと転んだ。
あー、笑ってあげたらよかったかな、とか、リアクションをいちいち
考えてたりして。
自分が転んだとき、誰かにリアクションしてもらえたら、
恥ずかしいけどみじめさは半減かな?
でも、すれ違う人たちの顔に「わたしは転ぶもんか!」みたいな
ミョーな団結感を感じて、なんとなくいつも見ている
通勤風景に親しみを覚えたりして。

なんていっているころ、ひさびさに、バルセロナに住む白ゴリラのことを
思い出してみた。
中高時代の変態友達がヨーロッパ旅行の際に撮ってきてくれた写真が
かなり印象的で、自分の中でひそかなブームが来たりした。
笑顔がかわいい高齢のコピートくん。
正式名はコピート デル ニエベ(雪の結晶)だそうで、
ああ、今日のテーマにも合ってるななんて思いながら
書いてみた。
写真をもらったときがすでにかなりのご高齢だったので、
今はどうしてるかなーとWEB検索してみたら、
なんと、1年半前にこの世を去っていたわ・・・。
世界でただ1頭の白ゴリラの死。
なんだか切ないものを感じてしまいました。
亡くなる前に一度お目にかかりたかったなあ。